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莉葉
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よろしかったらどうぞ
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報告いただければ伺わせていただきます。ってか泣いて喜びます!
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「なっ…なんだか嫌な予感がする」
「は?」
「そうだよ、中尉。なんだか悪寒がするんだ。私のこの手の予感は外れたことがなくてだね…!
というわけで帰らしてもら…っ!!」
バンッ バンッ
「何馬鹿なことをおっしゃっているのですか。さっさと仕事を片付けてください」
「…………はい」
「は?」
「そうだよ、中尉。なんだか悪寒がするんだ。私のこの手の予感は外れたことがなくてだね…!
というわけで帰らしてもら…っ!!」
バンッ バンッ
「何馬鹿なことをおっしゃっているのですか。さっさと仕事を片付けてください」
「…………はい」
1.
今、私は非常に気まずい雰囲気の中にいる。
といっても女性との別れ話だとかそういう類のものではない。
まぁ私がフラれるなんて事は今まで一度もないがなはっはっはっ…ではなくて!
その気まずい雰囲気を作っている本人は何てことないのだろう。
なんせ先ほどから始終私を見てニコニコと微笑んでいるのだから。
そう、あの、鋼の錬金術師、エドワード・エルリックが。
「なっ…なぁ鋼の」
「ん?なんだ?」
「そのだなぁ。なんと言うか。私を見ていて…楽しいかい?」
私は意を決して言った。
「うん、楽しい」
即答だった。
「えっと…今日は何故そんなに私を見ているんだい?用があるなら…」
「んー。告白しようとおもって」
タイミングはかってんの。
さらに笑みを深めながら彼は言う。
何だって?誰が、誰に。
私は思った疑問をそのまま彼に投げかけた。
「俺が大佐に」
きゃっ言っちゃった。
と頬を染めながら彼は言う。
正直言って気色が悪い。
「きっ…君は男食家だったのか…!」
「ちがいますーたまたま好きになったのが大佐だっただけ!」
失礼なやつだなぁ!
今日も元気よくドアを蹴破って入ってきた君にだけは言われたくない。
「うん。というわけで…」
何がというわけでなのかは知らんが下手に口出しするべきではないと判断し、
私は冷や汗をかきながら彼の言葉を待つ。
「俺大佐のことが好き」
「おい」
「ちょーすき」
「はが」
「だぁいすき」
「は」
「俺がこんなに想ってるのに大佐が俺のこと好きじゃないなんてありえねぇよなぁ」
ぇ
「え?なんだって?大佐も俺のこと好きだって?なんだー俺達相思相愛なんじゃんって事は今日から俺とアンタは恋人同士って訳だなそうだなそういうことだな。ってな訳で俺の用はそれだけだから、じゃ」
それだけ言うと彼は壊れている扉に向かって歩いていく。
「ちょっと待ちたまえ!はが」
「あぁ!そうだ!」
思い出したかのように彼は振り返る。
そして、微笑む。
それはもう天使のようにきれいに笑って、彼は言う。
「浮気はゆるさねーぞ」
と。
その微笑に反するような声色で。
固まった私に釘をさすかのように再度微笑みかけ、彼は今度こそ去っていった。
窓の外を見上げれば青空が広がり、太陽が照らす昼下がり、彼は行き成り爆弾を投下してその場を去っていった。
射撃の腕がピカイチな副官が、この部屋でその腕を披露するまでの数分間、彼が立ち去った後を私はただただ呆然と見つめることしか出来なかった。
今、私は非常に気まずい雰囲気の中にいる。
といっても女性との別れ話だとかそういう類のものではない。
まぁ私がフラれるなんて事は今まで一度もないがなはっはっはっ…ではなくて!
その気まずい雰囲気を作っている本人は何てことないのだろう。
なんせ先ほどから始終私を見てニコニコと微笑んでいるのだから。
そう、あの、鋼の錬金術師、エドワード・エルリックが。
「なっ…なぁ鋼の」
「ん?なんだ?」
「そのだなぁ。なんと言うか。私を見ていて…楽しいかい?」
私は意を決して言った。
「うん、楽しい」
即答だった。
「えっと…今日は何故そんなに私を見ているんだい?用があるなら…」
「んー。告白しようとおもって」
タイミングはかってんの。
さらに笑みを深めながら彼は言う。
何だって?誰が、誰に。
私は思った疑問をそのまま彼に投げかけた。
「俺が大佐に」
きゃっ言っちゃった。
と頬を染めながら彼は言う。
正直言って気色が悪い。
「きっ…君は男食家だったのか…!」
「ちがいますーたまたま好きになったのが大佐だっただけ!」
失礼なやつだなぁ!
今日も元気よくドアを蹴破って入ってきた君にだけは言われたくない。
「うん。というわけで…」
何がというわけでなのかは知らんが下手に口出しするべきではないと判断し、
私は冷や汗をかきながら彼の言葉を待つ。
「俺大佐のことが好き」
「おい」
「ちょーすき」
「はが」
「だぁいすき」
「は」
「俺がこんなに想ってるのに大佐が俺のこと好きじゃないなんてありえねぇよなぁ」
ぇ
「え?なんだって?大佐も俺のこと好きだって?なんだー俺達相思相愛なんじゃんって事は今日から俺とアンタは恋人同士って訳だなそうだなそういうことだな。ってな訳で俺の用はそれだけだから、じゃ」
それだけ言うと彼は壊れている扉に向かって歩いていく。
「ちょっと待ちたまえ!はが」
「あぁ!そうだ!」
思い出したかのように彼は振り返る。
そして、微笑む。
それはもう天使のようにきれいに笑って、彼は言う。
「浮気はゆるさねーぞ」
と。
その微笑に反するような声色で。
固まった私に釘をさすかのように再度微笑みかけ、彼は今度こそ去っていった。
窓の外を見上げれば青空が広がり、太陽が照らす昼下がり、彼は行き成り爆弾を投下してその場を去っていった。
射撃の腕がピカイチな副官が、この部屋でその腕を披露するまでの数分間、彼が立ち去った後を私はただただ呆然と見つめることしか出来なかった。
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