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Roy←Edoward
2.
「ちょっとちょっとー。聞いてくんない!」
ロイの執務室をでてきたエドワードはいきなりホークアイたちの仕事場の扉を開けるとそう叫んだ。
なんだ、なんだと司令部の面々は娯楽が少ないのか仕事そっちのけでエドワードの言葉に耳を傾ける。
後ろには今にも銃の安全装置を外すかと思われた陰の支配者もいたが、彼女も同じくエドワードに注目しているのでよしとしよう。
「どうしたの、兄さん」
エドワードがロイの執務室にいる間、此処で司令部の面々と話をしていたアルフォンスが代表して尋ねると、エドワードはふふっと笑い、口を開いた。
「オレ、大佐に告っちゃった」
どさっ
ばきっ
どごっ
ごんっ
がっしゃーんっ
きゃはっと語尾にハートがつきそうな声で告げられた言葉は破壊力抜群の爆弾だった。
「大将…おま、え」
正気か?とたずねるハボックにエドワードは笑顔でもちろんと答える。
兄さん、アンタとうとう…と遠い目をして呟くアルフォンスのことはもうすでに皆視界に入っていない。
全員の目線の先にいるのはたった今爆弾を投下してくれたエドワードのみだ。
そんな皆の視線は気にならないのかエドワードはさらに続けて言う。
「そういうわけだからさぁ…」
いったん言葉を止めるとエドワードは先ほどとは打って変わった表情で、声で、言った。
「もし、大佐に手ぇだす奴がいたら…ぶっ殺す」
その時の表情は本当に人を殺めてしまいそうだった、と後に語られるほどのものだった。
そんな表情に脅える皆をよそにエドワードは表情を元に戻すとまた満面の笑みで続けた。
「…からよろしくな!」
それを聞いた司令部の面々(一名除く)と彼の弟は引きつった笑みを浮かべることしかできなかった。
***
「大佐ぁぁぁぁぁぁあ!!」
ばんっ
どこかの最年少国家錬金術師と同じように叫びながら思いっきり扉をぶち開けたのはヘビースモーカーの少尉だった。
しかし、その後からもぞろぞろとロイの部下達が入ってくるではないか。
何故か疲れきった顔をしていたが。
一体何事なのだろう、とロイは疑問を口にする。
「なんなんだ、全員そろって…」
さぼりか?全く、いい大人がこんなにそろって何をしているんだ。
あんたが言うか、と全員が心の中で突っ込んでしまったのも仕方のないことだった。
「…大佐。単刀直入に言わせていただきます。…エドワード君が貴方に告白したというのは本当ですか」
ごっ
疑問というより確認として言われたホークアイの言葉にロイは頭を強か机に打ち付けた。
「事実…なんですね」
「…」
無言は肯定にとらせていただきます、と言うホークアイはいつもと変わらない冷静さを見せている。
逆に他の部下達は唖然とした後、必死で笑いを堪えていた。
「たっ…大佐っ、あんた、男にもモテたんスねっ…ぶはっ」
「ハボック…っ!貴様笑うな…!!」
机に突っ伏したまま、微かに涙声で言われてもいつものような迫力はない。
寧ろ、さらに笑いを誘うだけだ。
「…それに!私は鋼のの気持ちにこたえるつもりはな」
「あら、大佐。エドワード君の気持ちにこたえるつもりがないだなんてまさかおっしゃいませんよね」
「え」
ホークアイの言葉に全員が彼女に注目する。
「中尉…?どういうことだね…?」
ロイが脅えながら恐る恐るたずねるとホークアイには珍しくにっこり笑って言うのだった。
「私はエドワード君の恋を応援しています」
初恋だそうですよ。ひどい対応はなさらないで下さいね、大佐、とホークアイは言う。
その言葉にホークアイを除く司令部の面々は顔色を青くし、声にならない叫び声をあげたのだった。
こんな晴れた青空が広がる清々しい日に、本日、3度目の爆弾が東宝司令部に落とされた。
「ちょっとちょっとー。聞いてくんない!」
ロイの執務室をでてきたエドワードはいきなりホークアイたちの仕事場の扉を開けるとそう叫んだ。
なんだ、なんだと司令部の面々は娯楽が少ないのか仕事そっちのけでエドワードの言葉に耳を傾ける。
後ろには今にも銃の安全装置を外すかと思われた陰の支配者もいたが、彼女も同じくエドワードに注目しているのでよしとしよう。
「どうしたの、兄さん」
エドワードがロイの執務室にいる間、此処で司令部の面々と話をしていたアルフォンスが代表して尋ねると、エドワードはふふっと笑い、口を開いた。
「オレ、大佐に告っちゃった」
どさっ
ばきっ
どごっ
ごんっ
がっしゃーんっ
きゃはっと語尾にハートがつきそうな声で告げられた言葉は破壊力抜群の爆弾だった。
「大将…おま、え」
正気か?とたずねるハボックにエドワードは笑顔でもちろんと答える。
兄さん、アンタとうとう…と遠い目をして呟くアルフォンスのことはもうすでに皆視界に入っていない。
全員の目線の先にいるのはたった今爆弾を投下してくれたエドワードのみだ。
そんな皆の視線は気にならないのかエドワードはさらに続けて言う。
「そういうわけだからさぁ…」
いったん言葉を止めるとエドワードは先ほどとは打って変わった表情で、声で、言った。
「もし、大佐に手ぇだす奴がいたら…ぶっ殺す」
その時の表情は本当に人を殺めてしまいそうだった、と後に語られるほどのものだった。
そんな表情に脅える皆をよそにエドワードは表情を元に戻すとまた満面の笑みで続けた。
「…からよろしくな!」
それを聞いた司令部の面々(一名除く)と彼の弟は引きつった笑みを浮かべることしかできなかった。
***
「大佐ぁぁぁぁぁぁあ!!」
ばんっ
どこかの最年少国家錬金術師と同じように叫びながら思いっきり扉をぶち開けたのはヘビースモーカーの少尉だった。
しかし、その後からもぞろぞろとロイの部下達が入ってくるではないか。
何故か疲れきった顔をしていたが。
一体何事なのだろう、とロイは疑問を口にする。
「なんなんだ、全員そろって…」
さぼりか?全く、いい大人がこんなにそろって何をしているんだ。
あんたが言うか、と全員が心の中で突っ込んでしまったのも仕方のないことだった。
「…大佐。単刀直入に言わせていただきます。…エドワード君が貴方に告白したというのは本当ですか」
ごっ
疑問というより確認として言われたホークアイの言葉にロイは頭を強か机に打ち付けた。
「事実…なんですね」
「…」
無言は肯定にとらせていただきます、と言うホークアイはいつもと変わらない冷静さを見せている。
逆に他の部下達は唖然とした後、必死で笑いを堪えていた。
「たっ…大佐っ、あんた、男にもモテたんスねっ…ぶはっ」
「ハボック…っ!貴様笑うな…!!」
机に突っ伏したまま、微かに涙声で言われてもいつものような迫力はない。
寧ろ、さらに笑いを誘うだけだ。
「…それに!私は鋼のの気持ちにこたえるつもりはな」
「あら、大佐。エドワード君の気持ちにこたえるつもりがないだなんてまさかおっしゃいませんよね」
「え」
ホークアイの言葉に全員が彼女に注目する。
「中尉…?どういうことだね…?」
ロイが脅えながら恐る恐るたずねるとホークアイには珍しくにっこり笑って言うのだった。
「私はエドワード君の恋を応援しています」
初恋だそうですよ。ひどい対応はなさらないで下さいね、大佐、とホークアイは言う。
その言葉にホークアイを除く司令部の面々は顔色を青くし、声にならない叫び声をあげたのだった。
こんな晴れた青空が広がる清々しい日に、本日、3度目の爆弾が東宝司令部に落とされた。
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