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*この話にはオリキャラが出ています。苦手な方はご遠慮ください*








静まり返った漆黒の闇に大粒の雨音だけが鳴り響く。
もう何も聞きたくなくて、何も見たくなくて。
何も、考えたくなくて。
小さな娘を抱きしめたまま、眠りに落ちようとしたその時だった。
大きな扉をたたく音が部屋の中に鳴り響いた。
雨に掻き消されることもなく、耳に届いたその音に、訳もなくぼくは。

恐怖を覚えたんだ。
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*この話にはオリキャラが出ています。苦手な方はご遠慮ください*









止まない雨。
見えない太陽。
暗闇の中で一人佇むことしか出来ないぼくに背を向け、去って行く二つの影がある。

待って・・・。
行かないでっ。

叫びたいのに喉が詰まって声が出ない。
追いかけたいのに、足が固まったように動かない。
そんなぼくに一つの影が振り返る。
そして、冷めた眼で、声で、こう告げた。

『お前が嫌いだ』

男同士なんて気持ち悪い、そう、顔を歪める彼は心底嫌そうにぼくを見る。
嫌でもぼくは彼の気持ちが本当だと認識させられ、自分の顔がひどく情けないものに変わっていくのがわかった。
そんなぼくの表情に満足したのか冷ややかに笑うと再び背を向け彼は去っていく。
彼より遅れて振り返った女が哀れむようにして嘲笑し、自らの腕を彼の腕に絡ませ、暗闇の向こうへと姿を消した。

待て、行くなっ、行かないでくれっ。
ぼくを置いて、行かない、で・・・っ。
傍に、傍に居させてくれるだけで十分だから。
愛してくれなんて、そんな、そんな事言わないから。
だから。
だからっ。
独りにしないで…っ

・・・・・・・・・・・・ユー、リ・・・ッ。

嘆き叫ぶぼくの声は彼に届く前に闇の中へと虚しく消え去り、彼と同じこの漆黒の世界でぼくはひとり、絶望を、感じていた。
陛下お誕生日オメデトウございます!
良かったよ。間に合って…。うちにしては甘い。こんなの初めて書いた。
とりあえず設定的には陛下が想いに気づいて葛藤して開き直って(笑)想いを伝えた4ヵ月後くらい(細かっ

イラストのほうは間に合わなかったけどそのうちUPできたらいいなぁなんて。

ゲームも届きました!第5章やってます!そのうち感想も載せたいです!っていうかすっごくユヴォでした!!最高だよ!

それでは↓から陛下のお誕生日小説どうぞ。おまけもありますが別にいらなかったかも笑  別窓開きます。

陛下お誕生日小説


*この話にはオリキャラが出ています。苦手な方はご遠慮ください*







静かに降り続く雨。
鳴り響く雷。
その中でぼくは連なる罵倒をただただ黙って聞いていることしかできなかった。



*この話にはオリキャラが出ています。苦手な方はご遠慮ください*








雨。
まるでぼくの心を映すように降り続く。
その音に耳を傾けながらぼくは自身の隣に手を伸ばした。
そこには微かな温もりさえ残ってはいない。


あぁ…今日もまた彼はいない。


解ってはいたけれど、どうしようもない喪失感がぼくの中に生まれる。
ぼくはそれに気づかないフリをして、隣に無い温もりを恋しく想いながらも、彼が起こしに戻る数時間の間、再び眠りにおちるのだった。




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