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スザ→ルル+V.V. 死にネタ 25話後捏造
赤が広がる。
鉄の臭いが鼻につく。
横たわる彼に触れると元々低い体温がいっそう冷たくなっていた。
赤が広がる。
鉄の臭いが鼻につく。
横たわる彼に触れると元々低い体温がいっそう冷たくなっていた。
きみは、もういない。
「あーあ、殺しちゃったね」
小さく呟かれた、それでもこの静寂の中にはひどく響き渡る声に振り返ればそこには1人の少年が立っていた。
何の感情も見えないその瞳はどこか覚えがある。
「キミは、あの時の…」
覚えていてくれたんだ、そう笑う彼の笑みはどこか薄気味悪く、背筋に何かが走るのを感じた。
思わず身体を強張らせると彼の瞳は楽しげに弧を描く。
「ねぇ、枢木スザク。本当に受け入れてくれたのは、愛してくれたのはユーフェミア皇女殿下、彼女だけだったの?」
「え」
唐突な彼の言葉に何故か小さく胸がはねるのを感じた。
どこか確信を衝かれたかのように鼓動が速くなる。
汗が米神を伝っていくのがわかった。
「思い出してごらんよ。7年経って、全く変わった君を受け入れてくれたのは誰?」
やめろ
「軍属になった君を否定もせずにただ帰りを待って、温かく受け入れてくれたのは、誰?」
やめろ…っ
「父親を殺したと知っても尚、受け入れ、愛情を注いでくれたのは、誰なんだろうね?」
「そ、れは、」
浮かぶのは、紫電。
「そうだよ、全部ルルーシュだ」
「…っ」
まるで思考を読んだかのようにそう言い、彼は唇を持ち上げる。
弧を描くその瞳に、唇に、言いようもない吐き気を感じた。
気持ちが悪い。
急に体が冷えていくのを感じた。
彼に触れている右手がどうしようもなく震えている。
違う、僕は。
俺、は。
「ねぇ、君が本当に守りたかったのは誰だったんだろうね」
静かな洞窟の中に一つの絶望に満ちた絶叫が響き渡った。
色を失った翡翠の瞳からは幾度となく涙が溢れ、頬を伝って二度と開くことのない瞼に覆われた紫電へと落ちていく。
その後ろには笑みを浮かべた1人の少年が静かに彼らを見つめていた。
「あーあ、殺しちゃったね」
小さく呟かれた、それでもこの静寂の中にはひどく響き渡る声に振り返ればそこには1人の少年が立っていた。
何の感情も見えないその瞳はどこか覚えがある。
「キミは、あの時の…」
覚えていてくれたんだ、そう笑う彼の笑みはどこか薄気味悪く、背筋に何かが走るのを感じた。
思わず身体を強張らせると彼の瞳は楽しげに弧を描く。
「ねぇ、枢木スザク。本当に受け入れてくれたのは、愛してくれたのはユーフェミア皇女殿下、彼女だけだったの?」
「え」
唐突な彼の言葉に何故か小さく胸がはねるのを感じた。
どこか確信を衝かれたかのように鼓動が速くなる。
汗が米神を伝っていくのがわかった。
「思い出してごらんよ。7年経って、全く変わった君を受け入れてくれたのは誰?」
やめろ
「軍属になった君を否定もせずにただ帰りを待って、温かく受け入れてくれたのは、誰?」
やめろ…っ
「父親を殺したと知っても尚、受け入れ、愛情を注いでくれたのは、誰なんだろうね?」
「そ、れは、」
浮かぶのは、紫電。
「そうだよ、全部ルルーシュだ」
「…っ」
まるで思考を読んだかのようにそう言い、彼は唇を持ち上げる。
弧を描くその瞳に、唇に、言いようもない吐き気を感じた。
気持ちが悪い。
急に体が冷えていくのを感じた。
彼に触れている右手がどうしようもなく震えている。
違う、僕は。
俺、は。
「ねぇ、君が本当に守りたかったのは誰だったんだろうね」
静かな洞窟の中に一つの絶望に満ちた絶叫が響き渡った。
色を失った翡翠の瞳からは幾度となく涙が溢れ、頬を伝って二度と開くことのない瞼に覆われた紫電へと落ちていく。
その後ろには笑みを浮かべた1人の少年が静かに彼らを見つめていた。
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