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スザルル+リヴァル




もう、勝手にやってくれ









「スザク、お前今日軍務早く終わるって言ってたよな」


午後から呼び出しをされ、帰り支度をしていたスザクに、ルルーシュは読んでいた本から顔をあげると、彼に向かってそう言った。


「うん、多分ね。一応そう言われてるけど」


どうかしたの?とスザクは首を傾げる。


「夕飯、一緒に食べないか?」
「え!…いいの?」


最近は中々都合が合わず、あまり食事を共にすることが出来なかった。
久々にゆっくり話せる機会が与えられ、全身で喜びを表すスザクにルルーシュの頬も自然と緩んでいく。


「あぁ、ナナリーも喜ぶ。なにかリクエストはあるか?」
「そんな、悪いよ、僕は何でもいいから」


申し訳なさそうに眉を下げるスザクに、遠慮するなよ、とそう言えば、じゃあ、茶碗蒸しが食べたいな、と返される。
了解の意を込めてルルーシュが小さく微笑むと、スザクはありがとう!、と嬉しさを隠さずに目の前に座る彼に飛びつく。
そんな彼に苦笑しながら口を開いた。


「でも、今日は咲世子さんが出かけるから俺が作ることになるけど、いいか?」
「ルルーシュが?もちろんだよ!わぁ、楽しみだなぁ」
「おいおい、あんま期待してくれるなよ」
「だって、ルルーシュの料理、おいしいんだもん」
「だったら、早く帰ってこいよ、待ってるから」
「うん、行って来ます、ルルーシュ」
「あぁ、いってらっしゃい」


密着していた身体を離して、お互いの顔を見ながらそう言えば、視界の端に怪訝そうな顔をする友人を見た。


「あれ、どうしたのリヴァル」
「なんだ、阿呆面を晒して」


中々、酷いことを言ってくれる悪友に、内心このやろうと思わないでもなかったが、そんな事よりもリヴァルはこの教室にいる全員が思っているだろうことを代表して口にした。


「お前らはどこの夫婦だ」
「「は?」」


声を揃え、顔を見合わせながら首を傾げる二人にリヴァルはもう突っ込むことさえ馬鹿らしくなったのだった。
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