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ユヴォル




泣き疲れてベッドの上で眠るヴォルフラム。
その表情はとても幸せそうだ。
自分で言うのはどうかと思うけど、よほど嬉しかったのだろう。
その、あれだ。俺の告白、が。
ヴォルフが涙したとこなんて初めて見て、ちょっとどころかひどく動揺してしまって。
もう自分に気持ちはなく、嫌過ぎて涙が出てきてしまったのかとさえ思ってしまった。
焦りながら思ったことを告げる俺に、彼は笑って、そんな事はない、と、僕はお前が好きだ、と言った。
何年待ったと思ってるんだ、と頬を染め、照れ隠しに怒鳴る彼がとても彼らしくて、本当に可愛くて、思わず抱きしめてしまったのもしょうがないことだろう。
それほど彼が愛しかった。

眠るヴォルフラムの蜂蜜色の髪を梳きながら思う。
今まで自分はどれだけ彼を傷つけてきたのだろう。
どれだけ彼は辛さを心に秘めてきたのだろう。
好き勝手な自分の言動や行動で彼の心をひどく傷つけてきたのかと思うと過去の自分に腹が立つ。
もう、そんな思いは二度とさせない、させたくない。
だから、これからは一緒に並んで歩いていこう。

「愛してるよ」

エメラルドの瞳を隠す瞼に唇を落とし、ヴォルフラムの隣に潜り込む。
そして、彼を抱きしめながら心に誓った。
今まで傷つけてきた分嫌がっても与え続けてやろうじゃないか。

たくさんの好きと、たくさんの愛を、きみに

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