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スザルル
「ねぇ、ルルーシュ、こっち向いて」
「…」
「ごめんってば。僕が悪かった」
「…」
「ね、許して。お願い、ルルーシュ」
ほんの些細な出来事で彼を怒らせてしまってからはや数日。
その間、触れることは愚か、ほとんど口も利いてはくれなくて。
そろそろ僕も、彼も我慢の限界だった。
そっぽを向く彼の頬に手を添え、半ば無理やりこちらを向かせれば、数日ぶりに間近で見る彼の紫電にホッとすると同時に、心臓が早鐘を打っていく。
「ごめんね、ルルーシュ。大好きだよ」
彼の顔を覗き込むように言えば、白い頬がさっと朱く綺麗に色づいていく。
「ルルーシュは…?」
「…っ」
羞恥からか震える瞼に唇を落とせば素直じゃない彼は口を尖らせながら言う。
「好きじゃない」
「…うん」
「だから…っ、好きじゃない!」
「うん」
視線を泳がせながら声を張り上げる彼の右手はしっかりとベッドの上にある僕の左手に添えられていて。
顔を真っ赤にしながらそんな可愛くないことを言う彼が本当に可愛くて。
なんて矛盾だろう、なんて。
なんだか可笑しくなってしまった。
「笑うなっ、ばかっ」
「ごめんごめ…って、痛っ、いたいってば、ルルーシュ」
「うるさいっ、笑うお前が悪…っ」
笑みを漏らしながら、暴れる彼の口を己のそれで塞ぐ。
僕は、そっと、天邪鬼な可愛い恋人を真っ白なシーツの海へ沈めていった。
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