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スザルルです。
友人が書いてくれました!
もう素敵過ぎるSSです。
↓からどうぞ!
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「ルルーシュ!」
会長企画のイベント前だというのに、一体何処へ行ったのか・・。探しに出たはいいが一向に見つからず、スザクは学園内を走り回っていた。放送で呼び出しをしても来ないのだ。もしかしたらもう帰ったのかもしれない。そんなことも考えたが、スザクはまだ彼が学園内にいるだろうと走り続けていた。
ふと目に留まった暗い部屋、電気は消えていたが鍵が開いている。
「・・・あ」
ようやく見つけた。人気のない部屋で1人、ソファで横になっていた。覗き込むと本で顔が隠されており見えなかった。
「ルルーシュ、サボリかい?」
「俺の仕事はもう終わっている」
「何だ、起きてるじゃないか」
ルルーシュは重たそうに体を起こし、顔にかぶせていた本を退かした。
「今起きたんだ。お前は寝ていると思ってる人間に声を掛けて寂しくならないか?」
「でも、答えてくれた」
スザクが笑顔で答えると、ルルーシュはやれやれと立ち上がった。
「会長のお呼びか?」
「そうそう、まだ仕事が山のようにあるってね。」
「ホント人使い粗いよな、あの人は・・」
欠伸まじりの言葉に笑いかけるが、今日はやけに疲れ気味なのが気にかかった。
「寝てないのか?」
「色々忙しくてね。」
どうやら多忙なのは学校だけではないようだ。けれど、ルルーシュは何も語らず黙々と仕事をこなしていった。
器用なんだか、不器用なんだか・・・。そんな姿が気になって、つい眼で追ってしまう自分がいることに気がついたのは、再会してから間もない頃だった。いや、正確にはそうじゃないのかもしれない。もっと、ずっと昔から。まだ幼かったあの頃から彼を眼で追っていたかもしれない。
「予想以上に綺麗になってるんだもんなぁ・・・」
思わず零れた本音は、誰にも聞かれることなく終わったが、自分の気持ちを確認させられてしまった。
ルルーシュの80%の努力と、残りのサポートによりイベントは大成功をおさめた。こういったイベント事はこの学園に来て何度か体験したが、どれもが良い思い出になるもので、企画する会長も、それを実行に導くルルーシュは尊敬にも値した。
「ルルーシュ、お疲れ様。」
先日仮眠に使ったのと同じ部屋のソファに座っているルルーシュに、スザクは飲み物を渡した。
「ああ、ありがとう。」
「疲れ切ってるみたいだね。顔には出さないけど。」
「お前は元気そうだなスザク。流石は体力馬鹿だ。」
「ルルーシュの体力がないんじゃないのか?」
「お前と比べたらな。」
ルルーシュはクスりと笑うとスザクの肩にもたれかかった。
「珍しいね。」
内心ドキッとしながらその頭を撫でると、抵抗することなくそのまま体を預けてくる。
「元気が有り余ってんなら枕にでもなれ」
「・・いいよ。何なら膝枕でも」
「それは断る」
キッパリと言い。暫く経って彼は静かに寝息を立て始めた。この位置じゃあ無防備な寝顔を拝めない。これも彼の計算通りなのだろう。少しでも動けば頭を落としてしまう。偉そうだが人当たりがよく、統率力もあり、その上この美貌ときたもんだ。
「まるで皇子だな・・・」
実際問題、彼は皇子なのだがこのままいけば皇帝にでもなりそうだ。そんなことを思い小さく微笑みながら、スザクはこの皇子の我儘にずっと付き合ってやろうと心に決めた。
彼女のサイトです。
オリジナルのイラスト・小説中心でやってらっしゃいます。
東雲雲雀 黒土 緑様
ご訪問の際は迷惑を掛けないようお願いしますね。
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