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25話後捏造 C.C.+ルル









「なぁ、本当によかったのか」


鮮やかな緑の髪を風に靡かせながらC.C.は問うように言葉を投げかける。
その言葉に返す声は一つもなくて。
彼女は小さく溜息を吐いた。


「いい加減にしろ。何だ、さっきから黙り込んで。私一人が喋って馬鹿みたいじゃないか」


彼女にしては珍しく、少し声を荒げながら身体を起こすと、彼女はその艶やかな漆黒を瞳に映しながら再び口を開いた。


「おい、聞いてるのか、…ルルーシュ」


風を切る馬車を止め、振向いた彼の人は、変わらない至高の色を輝かせていた。
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スザ→ルル R2 13話派生








テロだと思われたあの騒ぎの後、彼は最後に別れたあの場所に、立っていた。

スザク*♀ルル  パラレル

*前編を先にご覧下さい*
スザク*♀ルル   パラレルです








ありえない。
今、目の前に起きていることが僕には俄か信じることが出来なかった。
唖然と立ち尽くす僕を尻目に周りの人間は早朝ゆえか慌ただしく動いている。
時々、立ち止まっている僕を怪訝な視線で見てくる者もいるが今の僕にはそんな事を気にしていられる余裕なんてなかった。


「えっ、待って、何コレちょっと夢っ?!」
「うるさい」
「…ったぁー!」


だって、今、僕の目の前には人が宙に浮いているという不可思議かつありえない現象が起こっているのだ。
18話派生 ミレイ+ルルーシュ












彼は窓の外を眺めていた。
ひどく、ひどく哀しげな紫を揺らめかせて。
彼はその向こうにただ一人の人だけを、見ていたのだ。
騎士皇子設定 スザ→ルル?

・ルルが普通に皇族でスザクが騎士
・枢木家は代々皇族に仕える騎士家系(好きだなこの設定)
・でも幼馴染です


なんか曖昧な設定ですが上記を了承して読んでください。







2月14日。
製菓会社の陰謀にまんまと嵌った少女達が色めき立つバレンタイン。
いつもは共に家を出る己の騎士が今日に限って先に行くと言い出し、一人で学校へと登校していた。
校門をくぐれば可愛らしいプレゼントを持った女生徒が声をかけてくる。
中に野太い声もいくつか聞こえたがそちらに視線を巡らせることが出来なくても誰も俺を咎めたりしないだろう。
申し訳なく思いながらもそれを毎年のことながら丁重にお断りし、教室へ足を進め席へとつく。
教室の後方へと視線をめぐらせば、先に出たはずの彼の姿は見当たらない。
朝からの騒ぎに疲れた俺は、リヴァルが話しかけてくるのを適当にあしらい机の上に突っ伏した。
まだ来ていない幼馴染も己と同じ状況に陥って遅くなっているのだろうか、と彼を思い浮かべる。
最近では周りの人間も彼に対して柔和な態度になってきたことだ。
従来の性格も手伝っておそらくたくさんの贈り物を貰うのだろうなとそう思っていた矢先のことだった。
ざわざわと今までの浮かれようとは違うざわめきが耳に入ってきたのだ。
どうやらその原因はこちらに近づいているらしい。
がらっと開かれた扉にさらにざわめきの声が大きくなる。
何事だと顔を上げた瞬間、瞳に入った光景に開いた口がふさがらなかった。


「おはよう、ルルーシュ」
「お前、何考えてるんだこの馬鹿」


目の前には、真っ赤な薔薇を持って立つ、己の騎士の姿があった。
*少し特殊設定のお話です。詳しく書いてしまうと後の展開が丸分かりになってしまう恐れがあるので詳細は事細かに説明できませんが何でも受け入れるわ!という方だけ下からどうぞ*




スザ→ルル+V.V. 死にネタ 25話後捏造





赤が広がる。
鉄の臭いが鼻につく。
横たわる彼に触れると元々低い体温がいっそう冷たくなっていた。





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